こんにちは!
はりきゅう はまだ三禄堂の濱田です。
前回は、
現代人に溜まりやすい三大体内毒素を
【排出する3つのデトックス方法】をご紹介させていただきました。
古典鍼灸・漢方医学におけるからだのデトックス方法には、
【汗・吐・下】の3つがあります。
今回はその中でも、
湿痰(身体の中の余分な水分)
を排出するための方法のひとつである【汗法】について書いていきますね。
① 汗法
汗をかくことによって、皮膚表面から体内毒素を排出することです。
「汗をかく」と言っても、大きく分けて二つのパターンがあります。
⑴ 不感蒸泄(ふかんじょうせつ)
これは、無意識に、常時、皮膚を潤している汗、皮膚から発散する水分ですね。
皮膚呼吸とともに、自律神経の働きによって無意識に行われています。
これらは、肺などの呼吸器系と深く関係があるため、
- 常に、からだが緊張して呼吸が浅い
- 一年中、咽がイガイガする、咳が出るなどの風邪症状がある
- 睡眠時無呼吸症候群、喘息発作
などの呼吸器症状があるかたは、皮膚呼吸や不感蒸泄のトラブルが起きてきやすくなります。
そして、
呼吸器系が乱れて、お肌の不感蒸泄が不十分で、皮膚を潤したり、熱の放散ができなくなると、
- 乾燥肌
- 蕁麻疹のような痒み
- くすみやシミ
などのお肌のトラブルにも繋がります。
⑵ 発汗
湿痰(身体の中の余分な水分)を排出するために、大切なデトックス方法です。
発汗にも以下の3つがあります。
- 温熱性発汗…体温調節のため、暑い時や運動中にでてくる汗
- 精神性発汗…感動した時、緊張した時、興奮した時にでてくる汗
- 味覚性発汗…辛いものを食べた時にでてくる汗
これらは、からだの余分な水分を放散したり、体温を調節するためにかく汗です。
とくに、温熱性発汗…体温調節のため、暑い時や運動中にでてくる汗
などの【正しい汗のかきかた】で、からだの余分な水分をデトックスしておくことが重要となります。
【正しい汗のかきかた】とは、
『からだを新陳代謝させて』
『背中から』
『ほんのりと』
『汗をかくこと』
ですね!!
これらを普段の生活の中で、しっかりと行っておくことがとても重要になります。
【正しい汗のかきかた】が普段から出来ていないと、
- わきの汗
- 手足の汗
- 顔や頭からばかり汗をかく
など、
局所的に、
ダラダラと滲みでてくる、
ジメッとした
「いや~な汗」が、何もしていないのに、出てきてしまいます。
普段から、からだの中に余分な水分をデトックスするために、
- からだの新陳代謝の力をあげて、普段から汗腺を鍛えておくこと!
- 適度にからだを動かして、背中から、ほんのり汗をかいておくこと!
が本当に大切になります。
これらのデトックスがしっかりと行われていないと、
からだに水分という毒素(東洋医学では水毒という)がドンドン積み重なっていきます。
その水毒が、からだに溜まり過ぎると、
顔汗、雨の日の体調不良、肩こりや腰痛、のぼせ、めまいなどの更年期障害・プレ更年期障害・PMS・うつ病・自律神経失調症などの、原因が特定しづらい不定愁訴(症状が定まらないツライ症状)が起こってきてしまいます。
これらの症状でお悩みの方は、当院の日本古来の優しい【和の鍼灸術】で、
からだの新陳代謝を高めて、しっかりと【正しく汗をかける】身体作りをおこない、さまざまなツライ症状を解決してみませんか?
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芦屋市のはりきゅう院 はまだ三禄堂でした(^^)/
次回は、
古典鍼灸・漢方医学におけるからだのデトックス方法である【吐法】を詳しくご紹介します!
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プレ更年期障害・更年期障害・PMSなどを改善・予防するためのデトックス方法PART②【吐法】