頭痛は「どこが痛いか」で変わる、タイプ別の改善法②

ご覧いただきありがとうございます!

はりきゅう はまだ三禄堂の井久保(いくぼ)です。

前回はタイプ別に頭痛の原因についてご紹介しました!

※詳しくは下記の記事をご覧ください📖

頭痛を「あって当たり前、体質だから仕方がない」などと諦めていませんか?

古典医学では同じ頭痛でも「どこが痛いか」によって根本的な原因が異なります。

根本的な原因とそれに合った養生を知ることが頭痛のない快適な毎日を過ごすための第一歩です🍃

そこで、今回は前回ご紹介したタイプ別に頭痛を改善する方法をお伝えしていきます🌟

免疫は上げるではなく「下げない」もの

前回お伝えしたように江戸時代の書籍「医方大成論和語鈔」に頭痛は

医方大成論和語鈔:二十一 頭痛

今の體氣虚弱の者或は風寒の氣の為に侵されふ、邪正相搏つて伏して散ぜす、発して偏正の頭疼を為す。

外の風寒の邪氣と内の五藏の正氣とふと出合いたたかうて、邪氣内にとどまり外に出ず。

そこで発て偏頭痛とて右か左かかたがた痛み、或は頭ことごとく痛むを正頭痛と云。

との記述があり、つまり

体が弱っている(免疫力が低下)ときに、冷えや風邪(身体に悪影響を与えるもの)が体内に侵入しようとすると、それらを追い出そうと頑張るときに頭痛が起こる

という意味です。

ポイントとなるのが「身体が弱っている(免疫力が低下)」しているとき頭痛が起こすということです。

一般的にはよく「免疫力を上げる○○」と食べ物などを紹介していますが、頭痛のない快適な毎日を取り戻すために大切なのは

免疫力を下げない

ことです。

私たちの身体はある一定の「自然治癒力(免疫力)」を持っています。

自然治癒力とは

  • 傷が治る:傷口に血液が集まり、修復しようとする
  • 発熱する:ウイルスなどが侵入してこないように追い出そうとする
  • 眠たくなる:身体を回復させようとする

などのように無意識に「身体が元の健康な状態に戻ろうとする力」のことです。

この自然治癒力が低下していると冷えや風邪が体内に侵入し、追い出そうと頑張るから頭痛がでます。

タイプ別、頭痛を改善する方法

頭痛は痛む場所によって根本的な原因が異なります。

例えば、家族で同じウイルスに感染しても症状が異なりますよね?

某CMの名セリフでもある

あなたの風邪はどこから?

というように風邪を引いて、体内にウイルスなどが侵入すると日頃から頑張りすぎている(免疫力が下がっている)ところに症状が現れます。

前回ご紹介した

  1. 肩こりからくる「後頭部」の頭痛
  2. 天気が悪い日やスマホを見過ぎて「こめかみやおでこあたり(前頭部)」にでる頭痛
  3. 目の奥」の頭痛

のタイプ別に改善方法をお伝えしていきます🍃

1.冷たい風には要注意!

首・肩の凝りがきつくなってくると「後頭部」に頭痛がでる場合は

風邪のひきはじめ

によるものです。

古典医学における「風邪(ふうじゃ)」は「風は百病の長(ひゃくびょうのちょう)」と言われ、さまざまな病気の入り口になります。

  • 症状がコロコロ変わる:頭痛→頭痛→悪寒→発熱など
  • 上半身・体表に出やすい:頭痛、鼻水、くしゃみ、のどの違和感など
  • 痛みの場所が移動する

などが特徴的で

身体の免疫力が下がっているときに風に当たりすぎたりする

ことが主な原因です。

そのため、風邪を侵入させないように

  • 冷たい風にあたりすぎない(汗かいた後の冷房も同じ)
  • 薄着になりすぎない(特に寒暖差があるとき)
  • ストールをまく(首元から風邪は侵入する)

などを意識し、免疫力を下げないようにしましょう。

冷たい風に長時間あたった後に「なんかゾクっとする」、「首筋がスースーする」などは風邪をひく前兆でもありますので首元を温めたり、湯船に浸かったりするようにしましょう。

2.目や脳を休ませる時間も大切

寝る前スマホ

天気が悪い日やスマホを見過ぎて「こめかみやおでこあたり(前頭部)」にでる頭痛は

自律神経が乱れているサイン

です。

特に現代人のほとんどが

  • 目や脳の使い過ぎ
  • ストレスや緊張
  • 仕事や家事・育児などでリラックスする時間がない
  • 残業や夜勤

などによって活動・緊張時にはたらく「交感神経」が昂りすぎいます。

日頃からこの状態が続くと自律神経の切り替えがうまくいかず

Danger
  • 気候の変動(気圧差など)に身体が順応できない
  • 頭に血流が集まりすぎてしまう

ことにより、こめかみやおでこあたりの頭痛がでます。

特に寝る前は「睡眠の質」にも影響を及ぼすため、より自律神経が乱れる原因にもなります。

今ではスマホやパソコンなどの電子機器が手放せない時代ではありますが、

寝る前スマホを減らす

などを意識し、目や脳を休ませる時間もつくるようにしましょう。

3.消化しにくいものは控えめに

古典医学では「目の奥」の頭痛は

胃腸が疲れている(消化不良)

サインです。

江戸時代書かれた書籍「医方大成論和語鈔」に胃腸(脾胃)は

医方大成論和語鈔十二 脾胃

(書き下し文)脾胃は一身を養ふ根本なり。脾胃が損ずれば諸病をこる。さるによつて脾胃を養ふことを論ず。

(現代語訳)脾と胃は、体全体を養うための根本である。脾や胃が弱ると、さまざまな病気が起こる。だからこそ、脾胃を養うことについて論じるのである。

との記述があり、内臓の「土台」です。

特に現代はありがたいことに食べたいときに好きなものを食べることができる環境にあります。

胃腸は飲食物をダイレクトに受け止め、休む時間が少ないため、目の奥の頭痛を改善するには

胃腸に負担をかけすぎない

ことが大切です!

特に消化しにくい

  • 脂っこいもの(バター含む)
  • 甘いもの
  • 小麦
  • 乳製品
  • 冷たいもの

摂りすぎると胃腸は「どうにか消化しよう!」と頑張りすぎると目の奥の頭痛や「吐き気」も伴うことがあるため、控えめにしましょう。

また、「よく噛んでゆっくり食べる」ことも目の奥の頭痛を予防につながりますので、できることから心がけてみましょう!

頭痛は決して「あって当たり前」のものではありません。

「からだ」と「こころ」が頑張りすぎてるサインであり、見逃してはいけません!

世の中には「頭痛には○○がいい」などたくさんの情報で溢れていますが、どんな頭痛でも効果があるわけではなく、原因が異なるのだから

人によっては効果がある

のが正解だと思っています。

まずは自分の身体に目を向けて、頭痛でも「根本的な原因」をみつけることが不調のない快適な毎日を取り戻す第一歩です🕊