湿布やストレッチでは改善しない腰痛の原因


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はりきゅう はまだ三禄堂の井久保(いくぼ)です。

もちろん、重いものを持ち上げたりして筋肉を使い過ぎたり、長時間同じ姿勢で腰やお尻周りの血流が悪くなるのも腰痛の原因になります。

ですが

湿布を貼ると少し楽になる、ストレッチすると一時的に軽くなる、でも数日するとまた戻る…。

このような腰痛を繰り返している場合、実は

「腰そのもの」だけが原因ではない

ことが多いんです!

そこで今回はなかなか改善しない腰痛の原因をご紹介していきたいと思います🌟

腰痛は「内臓の詰まり(痞)」が原因!?


腰痛は重いものなどを持ち上げて筋肉を使い過ぎたり、長時間のデスクワークにより腰まわりの血流が悪くなることも原因にはなりますが、これらはあくまでも「きっかけ」にすぎません。

実は腰痛は、筋肉だけでなく

内臓の疲れ

が関係していることがあります。

古典医学ではこのように内臓の巡りが悪くなった状態を

詰まり(痞:つかえ)

といいます。

内臓の状態が関係の深い筋肉や皮膚に凝りや痛みなどとして現れることを一般的には「体性内臓反射」といいます。

例えば

  • 食べ過ぎた次の日、身体が重だるい
  • 食生活が乱れると吹き出物やニキビ、肌荒れがおこる
  • 生理になると下腹部や腰が痛くなる

などのように凝りや痛みなどのはただ、筋肉の問題だけでなく、内臓の状態が現れることもあります。

腰痛の多くは「腸詰り」によるもの

腰痛の場合は「腸内環境」の状態が現れることが多く、

消化不良などにより、お通じトラブルが慢性化している

と湿布を貼ったり、ほぐしても改善されない腰痛の原因になります。

私たちの身体は「一本の管(消化管)」になっています。

消化不良などにより、胃腸の詰まり(痞)が生じるとお腹周りの血流が悪くなります。

小腸や大腸は、お腹の中でただ浮いているわけではありません。

実は「後腹膜(こうふくまく)」という背中側の膜とつながっています。

そのため胃腸の調子が悪くなると、緊張や血流の悪さが背中側にあたる腰まわりに影響を与えます。

この腸詰まりを放置していると

Danger
  • 便秘になると腰が重い
  • お腹を下した時に腰までだるい
  • 食べ過ぎた次の日に腰が張る

などの症状が現れ、なかなか改善しない腰痛の原因になります。

女性は子宮や卵巣の状態がでること…

生理痛

また、女性の場合は「子宮や卵巣の状態」も腰に現れることがあります。

子宮や卵巣は骨盤内の筋肉や靭帯ともつながっています。

内臓に詰まりが生じ、骨盤内の血流が悪くなると子宮や卵巣にも負担がかかるため、筋肉が緊張しやすくなります。

筋肉が緊張しているにも関わらず、排卵期や生理前後になると生理を起こす準備をする

ため、子宮や卵巣が頑張って動こうとします。

これが「排卵痛や生理痛」の原因にもなります。

なぜ内臓に詰まり(痞)ができるのか?現代人に多い原因


内臓に詰まり(痞)が生じる原因として、現代人に多いのは

  1. 消化不良による胃腸疲れ
  2. 自律神経のアンバランス

の2つによるものです。

1.胃腸は内臓の「土台」で頑張り屋さん

江戸時代の書籍である「医方大成論和語鈔」には

医方大成論和語鈔:十六 脾胃

脾胃は一身を養ふ根本なり。

脾胃が損ずれば諸病をこる。

さるによつて脾胃を養ふことを論ず。

人身の脾胃は専ら之に藉りて以て五穀を容納して之を尅化す。

人間の身はもつぱら胃の腑の五穀をうけこみ、脾の藏の食物をめぐらすによつて、人は無病なり

尅化は食物をけすこと。

(現代語訳)

脾と胃は、体全体を養うための根本である。

脾や胃が弱ると、さまざまな病気が起こる。

だからこそ、脾胃を養うことについて論じるのである。

人の体における脾と胃は、もっぱらこれによって穀物(食べ物)を受け入れ、それを消化・吸収する働きをしている。

人の体は、主に胃が食べ物を受け入れ、脾がそれを全身に巡らせることによって保たれており、この働きが正常であれば人は病気にならない。

ここでいう「尅化」とは、食べ物を消化することである。

との記述があります📖

つまり

胃腸は内臓(五臓六腑)の土台

になるということです!

胃腸は他の内臓と比べ、休む時間も少なく、負担がかかりやすいため

  • 食べ過ぎ
  • 消化にしにくもの(脂っこいものや甘いもの、小麦、乳製品など)の摂りすぎ
  • 早食い

などによって消化が追いつかなくなると、消化不良を起こし、内臓に詰まり(痞)が生じる原因になります。

2.現代人の多くが「スイッチオン」のまま


自律神経とは文字通り

自ずと律する神経:無意識下に調整している神経

のことをいいます。

自律神経にも

  • 交感神経:スイッチオン(活動・緊張・頑張るとき)
  • 副交感神経:スイッチオフ(休息・リラックス・回復するとき)

の2つがあり、これらは「シーソー」のようなバランスで成り立っています。

このバランスがうまく切り替わることで、私たちの身体は最適な状態を保っています。

ですが、私も含め現代人のほとんどが

  • 長時間に及ぶ、スマホやPC
  • 仕事や家事、育児などに追われ、リラックスする時間がない
  • 夜、遅くまでの残業や夜勤
  • ストレスや緊張で力が抜けない

などによって「交感神経(スイッチオン)」に傾きすぎているんです!

内臓も自律神経で調整されており、その多くは「副交感神経(スイッチオフ)」によって働きます。

交感神経に傾きすぎていると内臓が働きにくくなるため、消化不良を起こし、内臓に詰まり(痞)が生じる原因になります。

腰痛はあくまでも「結果」


腰痛は「結果」として現れていることが多く、根本的なの原因は身体の内側に隠れていることがあります。

だからこそ、湿布やストレッチなどで腰まわりの血流をよくするだけでなく、

なぜ腰に負担が集まっているのか?

を考えることが大切です。

では、どうすれば湿布やストレッチでは改善しない腰痛を改善することができるのでしょうか?

次回は不調のない快適な毎日を取り戻すための

腰痛を繰り返さない身体づくり

についてご紹介していきたいと思います🌿