梅雨はもう目の前!「湿気」による不調にご注意を①


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はりきゅう はまだ三禄堂の井久保(いくぼ)です。

中国から伝わった季節の暦「二十四節季(にじゅうよんせっき」では6月上旬から本格的な梅雨の気配が濃くなる「芒種(ぼうしゅ」を迎えます☔

この時期の不調を

日本は湿度が高いから仕方がない

と諦めていませんか?

古典医学では

身体を心が調和し、季節や気候の変動にも無理なく順応できる

状態を「健康」といいます。

年々湿度と気温が上がっているのも事実ですが、季節や気候の変動に伴い、不調が現れるのは

身体が気候の変化についていけていない

証拠です!

そこで今回は梅雨時期に起こる不調の原因についてご紹介していきたいと思います🌟

体内の「余分な水分」が不調の源


古典医学で梅雨は、湿度が高くなることで水分代謝が乱れやすく、

身体に余分な水分を溜まりやすい

時期です。

また、体内に余分な水分が溜まることを様々な不調がでることを

湿邪(しつじゃ)

といいます。

江戸時代の書籍「医方大成論和語鈔」には

医方大成論和語鈔:第四 湿

麺類魚鳥の湿深きものを食して、身に汗をかき、雨露に打れなどして身腫。

體虚の人、或は風雨の為に襲はれ、

或は卑湿の地に臥し遠行に水を渉り或は山澤の蒸氣に感じ、

或は汗出で衣裏冷ゆる則は脾腎を浸漬して中傷せらるる有り。

生れ付弱き人、または雨風に打たれたために油断の処(不養生などする弱き)を見て傷る。

地形下りの湿氣たちた処に臥し、遠い道を行きて汗出るとき水などを渡り、または熱氣時分の山の霧露(むろ)深きところにいて、湿氣を感じる。

または、夏など汗を身にかき、その汗を拭わないまま着て、着るものの裏冷ややかになりたるをいつまでも着て居ば、脾の臓と腎の臓は(湿のつきやすき臓)が傷られる。

との記述があるように、余分な水分が溜まる原因は様々です!

これらが重なり合うことで梅雨時期の不調が生まれます。


1.雨風などの「気候」による湿邪


私たちの身体は鼻や口だけでなく、「皮膚からも呼吸」をおこないます。

皮膚呼吸をすることで汗をかいて熱を逃がし、一定の体温を保っています。

ですが、雨風に長時間さらされたりすると

身体も水分を普段より多く取り込む

ため、身体の中の水分の量が多くなります。

さらに雨や霜、霧などにより、湿度が高まると

汗による水分調節が働きにくくなる

ため、気温が上がって発汗したいのにできなくなってしまいます。

水分量は多くなるのに、発汗できない

状態が続くと余分な水分が溜まる原因になります。

2.「生活環境」による湿邪


私たちの身体は「環境」も大きく影響します。

  • 湿度の高いところでの生活
  • 湿気の多いところでの仕事
  • 長時間、水に浸かる(海やプールなども)

などのような生活が続くと

身体が水分を普段より多く取り込む

ため、余分な水分が溜まりやすくなります。

このように地面や空気中に多く含まれる湿気を古典医学では「地湿」といいます。

地湿により、湿の影響を受けやすい「」が傷られると

  • 足の浮腫み
  • 足腰のダルさや冷え

など足腰の不調が増えるのが特徴です。

3.「発汗後の冷え」による湿邪


私たちの身体は気温や湿度が上がると身体が暑くなりすぎないよう、汗をかくことで一定の体温を保っています。

ですが

  • 汗をかいたままの服で過ごす
  • 汗をかいた後に冷房に当たり続ける

などが続くと身体は冷えてしまいます。

例えば

お風呂上がりに濡れたままいると寒く感じる

などの経験はありませんか?

このように身体の「表面」が冷えると

代謝が下がり、水分代謝も低下

する原因になります。

水分代謝が低下すると、発汗もしにくくなるため、余分な水分が溜まりやすくなります。

4.「消化不良」による湿邪


さきほどご紹介した「医方大成論和語鈔」にもあるように

  • 脂っこいもの(バター含む)
  • 甘いもの
  • 冷たいもの
  • アルコール
  • 小麦や乳製品

などは

消化不良

を起こしやすく、胃腸(脾胃)が疲れてしまいます。

胃腸が疲れると食べ物や飲み物をうまく「消化・吸収」できず、余分な水分が体内に残りやすくなります。

古典医学で胃腸(脾胃)は「水分代謝」と関係が深く、湿の影響を受けやすいため梅雨時期になると

  • 食欲の低下
  • 軟便や下痢
  • 吐き気や嘔吐

などの胃腸トラブルが増えるんです!

湿気に負けない身体づくりがカギ


このように梅雨時期の不調は、単に

雨が多いから仕方がない

毎年この時期は体調が悪いもの

というだけではありません。

年々季節や気候の変動が激しくなっているのも事実ですが、古典医学では

  • 季節や気候
  • 生活環境
  • 発汗後の冷え
  • 胃腸の疲れ

など、さまざまな要因が重なることで起こります。

特に現代は冷房・食生活・生活環境の変化によって

昔以上に「湿邪」の影響を受けやすい時代

ともいえます。

だからこそ大切なのは

身体に余分な水分を溜め込まないこと

です!

湿気に負けない身体をつくることで、不調のない快適な梅雨時期を過ごすことができます🍃

今回は

梅雨時期に起こる不調の原因

についてご紹介しました!

次回、そんな梅雨時期でも快適に過ごせるよう

湿気に負けない身体づくり

をご紹介していきたいと思います。

ぜひお楽しみに♪