初夏の不調は「今」決まる!快適な夏を過ごす方法①
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はりきゅう はまだ三禄堂の井久保(いくぼ)です。
暦では5月上旬に「立夏(りっか)」を迎え、夏が始まります🌞

この時期の不調を「季節の変わり目だから当たり前、体質だから仕方がない」と諦めていませんか?
古典医学における「本当の健康」とは
身体を心が調和し、季節や気候の変動にも無理なく順応できる
状態を指します!
年々、季節や気候の変動が激しくなっているのも事実ですが、季節の変わり目になると不調がでるのは「身体が気候の変化についていけていない」証拠です。
不調のない快適な初夏や夏を過ごすためには「今」の過ごし方が勝負です🌞
「立夏(りっか)」は夏の兆しが見えはじめるとき
「立夏(りっか)」とは、古代中国から伝わる暦である「二十四節気」のひとつで毎年5月5日〜5月20日頃(2026年は5月5日)を指します🍃
「立」は新しい季節の始まり、「夏」は夏のことで
春が終わり、夏へと移り変わる節目
をいいます。
立夏の頃になると、
- 新緑が映える、一年で最も爽やかな季節
- 差しが強くなってくる
- 気温が上がり、汗ばむ日が増える
といった変化が見られ、体感としても「初夏」を感じやすくなります。
立夏は身体も活動的になる季節

古典医学では
春に芽吹いた植物が、ぐんぐんと成長をする
のと同じように、私たちの身体もより「活動的(エネルギッシュ)」な季節になります。
つまり、立夏とは
春の揺らぎが落ち着き、活動のエンジンがかかるタイミング
でもあります🍃
また、江戸時代に書かれた書籍「医方大成論和語鈔」には
医方大成論和語鈔:三 暑
人は天地と一体なる故、人の藏にとれば心の藏なり
是を以て、暑の人に中ること、先心に著く。
暑氣は火の體にして人の心の藏とひとつなるゆへ、人に中るときはまづどれより心の藏に早く中るなり
との記述があり、
人は天地(自然)と一体であるため、人の五臓でいえば「心(しん)」がそれにあたる。
暑さの気(暑気)は火の性質を持ち、人の「心」と深く関わっているので、暑さが人に影響を及ぼすときはまず心に作用する。
という意味があります。
そのため夏は循環器系の不調や身体だけでなく、「こころ」の不調も現れやすい季節です。
快適な初夏を迎えれるかは「今(春)」決まる!
暦や季節はカレンダー通りに進んでいきますが、体はそれにぴったり合わせて変化するわけではありません。
季節が「スイッチ」だとすれば、体は「ゆっくり動くエンジン」
です。
例えばエアコンの場合、スイッチを入れてもすぐに部屋の中が冷えたり、暖かくなったりするわけではありませんよね?
それと同じように立夏の場合、季節や気候は変化しても、私たちの身体は「すぐに夏モードになれない」のです。
季節の変わり目は「自律神経」が乱れやすい

春だけでなく、実は季節の変わり目も「自律神経」が乱れやすい(寒暖差が大きくなったりするため)時期です。
そのため、春の間に
などにより、「からだ」と「こころ」が頑張りすぎていると季節や気候が変化しても身体がそれに順応する馬力がありません。
この外(季節や気候)と内(身体)の「ズレ」が生じていると季節の変わり目に不調が現れやすくなるのです。
※春と自律神経の関係については下記の記事をご参考ください。
初夏にこんな不調ないですか?

5月上旬から6月にかけて
- 頭痛(頭が重だるい、ぼーっとするなど)
- 胃腸トラブル(腹痛、下痢、吐き気、食欲の低下など)
- 口の渇きやほてり
- 手足の冷え
などの不調を感じたことはありませんか?
先ほどご紹介した江戸時代に書かれた書籍「医方大成論和語鈔」には、身体が夏モードになれなず、「暑さ」に犯されたときにどのような不調がでるのかも記載されています📖
医方大成論和語鈔:三 暑
頭痛し、暑氣は陽の邪氣なるゆへ頭痛する、陰気の邪氣は大方腹痛する
煩渇し、煩はいきれ、渇は水をほしがる
口燥、燥は水をこわねども口かわきやすきなり
甚し則ちは、右の證よりつよくかうじたるは
昏して人を知らず、昏は氣がまつくろに酒にえいたるごとく人をみつけぬ、心の心による氣が有るゆへなり
手足微冷し、上の陽下りかね、下の陰氣升かねるゆへ、てあしひゆるなり
或は吐し、またそれにとぎやくする
或は瀉し、腹下るなり
或は喘し或は満す、喘は喉いきあらくせく、満を胸ふくれていきるるなり。
という記述があります。
立夏を迎えると植物が上に上に成長をするのと同じように私たちの身体は血流が上に上がりやすくなります。
つまり、身体が季節や気候の変化に追いつかず、
暑さによって頭に血流が昇りすぎる+冷たい風(冷房など含む)や冷たいものの過食+湿気
によって、不調が現れます。
内臓の疲れが不調の引金になる!

年々、季節や気候の変動が激しいのも確かですが、あくまでもそれらは「きっかけ」にすぎません!
初夏にでる不調の原因の多くは
内臓(五臓六腑)の疲れ
によるものです。
私たちの身体を植物に例えると
- 内臓(五臓六腑):根っこ
- 初夏の不調:枝葉
を指します。

植物が枯れてしまう原因のほとんどは「根っこの弱り」によるものです。
根が潤い、しっかりと養われていれば、枝葉は無理なく伸びていきますし、枯れた葉を取り除けば植物が枯れることはありません。
逆に、根っこが弱っていれば枝葉に十分な栄養が行き届かないため、枯れる原因になります。
枝葉だけを整えようとしても、根っこが弱っていては、また同じ不調を繰り返してしまいます。
これがいわゆる「慢性化」です。
だからこそ、内臓を元気にすることが季節や気候の変動にも負けない身体をつくることができるのです🍃
内臓の疲れは自律神経が乱れる原因にも!

また、内臓は「自律神経」によって調整されています。
自律神経とは文字通り「自ずと律する神経:無意識に調整している神経」です。
例えば、「何かに集中しているときや緊張しているときにお腹が空いているはずなのに、食べようと思わない」などの経験ありませんか?
これは活動・緊張時にはたらく「交感神経」優位になっていて、内臓が動きにくくなっている証拠なんです!
現代の人は
- 長時間のスマホやPC
- ストレスや緊張
- 仕事や家事、育児などでリラックスする時間がない
- 夜遅くまでの残業や夜勤
など普通に生活をしているだけでも交感神経ばかりがはたらく状況です。
そのうえ、食事の時間が不規則になったりすると内臓が疲れ、より自律神経が乱れる原因になります。
よって快適な初夏を迎えるためには日頃から自律神経が乱れないように心がけるだけでなく、内臓を元気にしておくことが大切です🕊
今回は主に初夏の不調の原因についてご紹介しました。
少し長くなりそうなので、快適な初夏を迎えるための養生法は次回お伝えしていきたいと思います🌟
ぜひ、お楽しみに!


