初夏の不調は「今」決まる!快適な夏を過ごす方法②

ご覧いただきありがとうございます!

はりきゅう はまだ三禄堂の井久保(いくぼ)です。

前回は初夏の不調の原因についてご紹介しました!

詳しくは下記の記事をご覧ください📖

年々、季節や気候の変動が激しくなっているのも事実ですが、季節の変わり目になると不調がでるのは当たり前ではありません。

そこで、今回は快適な夏を過ごすための方法をご紹介していきたいと思います🌟

季節や気候の変動に順応できる身体をつくる

本当の健康とは

身体と心が調和し、季節や気候の変動に無理なく順応できる

状態だと古代中国の文献にも記述があります。

確かに年々、季節や気候の変動は激しくなっていますが、すべての不調が「季節の変わり目」によるものではありません。

あくまでも季節の変わり目は不調がでる「きっかけ」にすぎません!

そのため、快適な夏を過ごすためには今から

季節や気候の変動に順応できる身体をつくる

ことがとても大切です🍃

暑さと湿気に負けず、快適な夏を迎えるには

前回、ご紹介したように江戸時代書かれた書籍「医方大成論和語鈔」には、

医方大成論和語鈔三 暑

頭痛し、暑氣は陽の邪氣なるゆへ頭痛する、陰気の邪氣は大方腹痛する

煩渇し、煩はいきれ、渇は水をほしがる

口燥、燥は水をこわねども口かわきやすきなり

甚し則ちは、右の證よりつよくかうじたるは

昏して人を知らず、昏は氣がまつくろに酒にえいたるごとく人をみつけぬ、心の心による氣が有るゆへなり

手足微冷し、上の陽下りかね、下の陰氣升かねるゆへ、てあしひゆるなり

或は吐し、またそれにとぎやくする

或は瀉し、腹下るなり

或は喘し或は満す、喘は喉いきあらくせく、満を胸ふくれていきるるなり。

と記述があります。

つまり

暑さによって(植物がぐんぐんと成長をするのと同じように)頭に血流が昇りすぎる+冷たい風(冷房など含む)や冷たいものの過食+湿気

により、身体が季節や気候の変化に追いつけない場合、不調がでるということです!

暑さや湿気に負けず、快適な夏を迎えるために一番大切なのは

内臓を元気にし、摂ったものを出せる身体をつくる

ことです🌟

内臓(五臓六腑)は植物でいう「根っこ」

私たちの身体を植物で例えると

  • 内臓(五臓六腑)=根っこ
  • 目に見える不調=枝葉

に例えることができます。

初夏(5月上旬から6月)でいうと

  • 頭痛(頭が重だるい、ぼーっとするなど)
  • 胃腸トラブル(腹痛、下痢、吐き気、食欲の低下など)
  • 口の渇きやほてり
  • 手足の冷え

などといった不調は「枝や葉がしおれている」状態です🍃

枝や葉がしおれているだけであれば、取り除いてあげると改善されるかもしれませんが、植物が枯れる原因のほとんどは

根っこが弱っている

からです。

根がしっかり水や栄養を吸収できていなければ、いくら枝葉に水をかけても元気にはなりません。

一時的に良くなったように見えても、またすぐにしおれてしまいます。

身体の不調も同じです。

だからこそ、暑さや湿気などに負けず、快適な夏を過ごせる身体をつくるには

根っこである「内臓(五臓六腑)」を元気にすることが大切

なんです!

根っこが元気になれば水や栄養が吸収できるようになり、

内臓の詰まりを取り除き、摂ったものを出す!

根っこである内臓(五臓六腑)を元気にするためには

内臓の詰まりを取り除き、摂ったものを出せる身体

にすることです!

私たちの身体は「一本の管」になっています。

例えば、食べ過ぎによって胃に「詰まり(痞)」が生じると、全身の血流が悪くなってしまいます。

その状態が続くと首肩が凝って「頭痛」につながったり、「手足の冷え」などの原因になります。

例えば、手足が冷える根本的な原因が「胃に詰まり(痞)」の場合、手足を温めても手足の血流が良くなるだけで根本的な改善にはつながりません!

(内臓の詰まり()を取り除かず、血流を良くすだけでは元に戻りやすい。)

胃の詰まり(痞)を取り除くことで、全身の血流が良くなれば手足の冷えも改善することができます。

内臓を元気にするにはまず「胃腸」から

内臓を元気にするためにはまず、「胃腸」に負担をかけすぎないことが大切です!

前回にもご紹介した江戸時代書かれた書籍「医方大成論和語鈔」に胃腸(脾胃)は

医方大成論和語鈔:十二 脾胃

脾胃は一身を養ふ根本なり。脾胃が損ずれば諸病をこる。さるによつて脾胃を養ふことを論ず。

人身の脾胃は専ら之に藉りて以て五穀を容納して之を尅化す。

人間の身はもつぱら胃の腑の五穀をうけこみ、脾の藏の食物をめぐらすによつて、人は無病なり。

尅化は食物をけすこと。

と記述があります。

簡単に現代語訳をすると

脾と胃は、体全体を養うための根本である。脾や胃が弱ると、さまざまな病気が起こる。だからこそ、脾胃を養うことについて論じるのである。

人の体における脾と胃は、もっぱらこれによって穀物(食べ物)を受け入れ、それを消化・吸収する働きをしている。

人の体は、主に胃が食べ物を受け入れ、脾がそれを全身に巡らせることによって保たれており、この働きが正常であれば人は病気にならない。

ここでいう「尅化」とは、食べ物を消化することである。

という意味になり、つまり

胃腸(脾胃)が「内臓(五臓六腑)の土台」となるということです!

足し算ではなく、引き算するのがポイント

心のケア

胃腸を元気にするためには

足し算ではなく、引き算するのがポイント

です!

例えば「便秘なんですが、何食べたらいいですか?水分が足りてないんでしょうか?」などの相談をよく受けますが、胃腸の詰まり(痞)が生じているときにさらに食べ物を入れると余計に詰まってしまいます。

便秘などで胃腸に詰まり(痞)があるときは

無理に食べず、胃腸を休ませる

ことがポイントです。

内臓は「副交感神経」によって動く

前回もお伝えしたように内臓も「自律神経」によって調整されています。

特にリラックス時にはたらく「副交感神経」が多くの内臓を調整しているため、何かに集中しているときや緊張しているときにお腹が空かないのはこのためです。

胃腸に詰まり(痞)が生じているということは

身体が活動・緊張モードで(交感神経が優位)になって内臓が動きにくくなっている

と捉えることができます。

身体が活動・緊張モードで内臓が動きにくくなっているときに無理に食べても胃腸は動きやすくなりません!

まずは胃腸を休ませてあげることが大切ですのでまずは

  • よく噛んでゆっくり食べる
  • 消化しにくいもの(脂っこいもの、甘いもの、小麦、乳製品、冷たいものなどは控えめに!)
  • お腹が空かないときは無理に食べない
  • 腹八分目
  • 食事の時間を一定にする

などできるこから心がけてみましょう🌟

内臓が元気になれば、自律神経も整います。

自律神経が乱れにくくなれば、季節や気候の変動にも無理なく順応することができるようになります。

暑さや湿気に負けない身体をつくつて、不調のない快適な夏を「当たり前」にしましょう!!