予定日が過ぎても来ない…生理が遅れる(稀発月経)の原因


ご覧いただきありがとうございます!

はまだ三禄堂の井久保(いくぼ)です。

など、生理が遅れるお悩みありませんか?

一般的には生理周期(前回の生理開始日から今回の生理開始前日までの日数)は「25~38日程度が正常範囲」とされており、予定日から1週間(7日間)のズレは問題ないとされています。

ですが、この生理周期が「39日以上」の状態が続くことを一般的には

稀発月経(きはつげっけい)

といいます。

一時的な変化であれば心配ありませんが、繰り返し生理が遅れるのを放置していると大きな病(婦人科疾患)などにつながる恐れがあるため、早めのケアが大切です🌿

そこで今回は今回は生理が遅れる原因を古典医学の視点も交えながらご紹介していきたいと思います💫

生理周期の安定は「新陳代謝」がカギを握る

結論からいいますと、生理が遅れる主な原因は

新陳代謝の低下

によるものです。

新陳代謝とは、文字通り

古いものを排出し、新しいものを取り入れる

という働きがあります。

まさしく生理の

古い血液を排出し、新しい血液を作

という働きを同じなんです!

天癸(てんき)とよばれる女性の成長や月経、妊娠に関わる生命エネルギー

さらに新陳代謝は「自律神経」によって調整されています。

そのため、新陳代謝が乱れると自律神経が乱れ

ホルモンバランスが崩れる

原因につながります。

1.心の疲れも代謝を低下させる一因に


古典医学には「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉があります。

例えば

ストレスが溜まると甘いものが無性に食べたくなる

緊張するとお腹が痛くなる

などのように

心の疲れが身体にも影響

を及ぼします。

ここでポイントとなるのは

新陳代謝も自律神経によって調整されている

とうことです。

  • イライラ
  • 思い悩む
  • 不安や恐れ

などが続くと身体は無意識に「緊張した状態」になります。

すると自律神経が乱れ、代謝がうまく巡らなくなると生理をスムーズに起こせなくなる原因につながります。

自律神経の乱れ

このような状態を古典医学では

気滞(きたい)

といいます。

さらに身体が緊張状態で代謝が低下すると骨盤周りの血流も悪くなります。

本来であれば子宮や卵巣にも十分な血液や栄養が届けられ、規則正しく生理を起こします。

ですが代謝が低下し、血流が悪くなると

生理を起こすための血液が子宮や卵巣に行き届きにくくなる

ため、生理が遅れる原因になります。

2.頑張りすぎは「馬力不足」の原因に


最近忙しくて休めていない

仕事や家事で常に気を張っている

そんな「エンジン全開」な状態が続いていませんか?

日頃からの頑張りすぎは

生理を起こす馬力が不足する

原因になります。

私たちの身体は

  • 呼吸をする
  • 体温を保つ
  • 内臓を動かす
  • 脳を働かせる

など、生命を維持するために常にエネルギーを消費しています。

忙しさが続くと、身体は

休息よりも活動を優先する

状態になります。

身体を車で例えるなら、

アクセルを踏み続けている状態

です。

走っている間は問題なく見えても、ブレーキをかける時間がなければ徐々に疲労は蓄積し、消耗していきます。

エンジン全開で頑張り続け、身体は生命維持を優先します。

すると

子宮や卵巣の働きに回せるエネルギーが減り、生理の準備に時間がかかる

ようになり、生理が遅れる原因につながります。

馬力不足による生理の遅れは放置していると「生理が来なくなる(無月経)」にもつながる恐れがあるため、要注意です!

※そのほか、詳しい内容は下記の記事をご覧ください📖

3.食生活の乱れは「血液不足」を生む


古典医学では、食べたものを脾胃(胃腸)で消化・吸収を行うことで栄養とし、血液とします。

江戸時代の書籍である「医方大成論和語鈔」には

医方大成論和語鈔:十六 脾胃

脾胃は一身を養ふ根本なり。

脾胃が損ずれば諸病をこる。

さるによつて脾胃を養ふことを論ず。

人身の脾胃は専ら之に藉りて以て五穀を容納して之を尅化す。

人間の身はもつぱら胃の腑の五穀をうけこみ、脾の藏の食物をめぐらすによつて、人は無病なり

(現代語訳)

脾と胃は、体全体を養うための根本である。

脾や胃が弱ると、さまざまな病気が起こる。

だからこそ、脾胃を養うことについて論じるのである。

人の体における脾と胃は、もっぱらこれによって穀物(食べ物)を受け入れ、それを消化・吸収する働きをしている。

人の体は、主に胃が食べ物を受け入れ、脾がそれを全身に巡らせることによって保たれており、この働きが正常であれば人は病気にならない。

との記述も残っています。

私たちの身体は食べたものより造られた血液や栄養が全身を循環することで健康を維持しています。

ですが食生活の乱れによって

消化不良

を起こすと血液が十分に造られなくなるため

生理を起こすための血液が不足

し、生理が遅れる原因になります。

例えば

  • 甘いもの
  • 冷たい飲食物
  • 脂っこいもの(バター含む)
  • アルコール

などは消化に時間がかかり、摂りすぎると「消化不良」の原因になります。

さらに消化不良を起こし、血液がうまく造られなくなると必然的に

血流が悪くなり、代謝も低下

します。

代謝が低下すると自律神経が乱れ、ホルモンバランスが崩れる原因にもなります。

生理は女性の健康を維持する土台


いかがでしたでしょうか?

生理は単に子宮内膜を排出するだけのものではありません。

生理は女性にとって

心身の状態を映す鏡であり、月に一回のデトックス

でもあります。

先ほどもご紹介した江戸時代の書籍である「医方大成論和語鈔」には

医方大成論和語鈔:六十一 婦人調経衆疾論

其所因を究むるに、多くは月水の調はざるに由て、諸證變生す。

大概婦人の疾、経候期の如くなるを以て安しと為す。

或は期を愆ること有らば、當に其冷熱虚實を審かにして之を調ふべし。

(根元は月水(生理)の調らぬより、其が變(へん)じて諸病となる。)

(経候は月水の通ずる約束の時なり。期の如くとは、毎月遅くも早くも無きを無病とする。)

(期を愆(あやま)るとは、常より早く又は遅きを云)

との記述があります。

つまり

病の根本は、月水(生理)が整っていないことにあり、それが変化してさまざまな病となる

ということです。

同じ書籍に女性の健康を保つためにはまず

月水(生理)を整えることが大切である

ともあります📖

だからこそ、生理の遅れを「体質だから」と放置するのではなく、身体からのメッセージとして受け止めることが大切です。

生理の遅れを改善するためには、単に生理を来させるのではなく

身体が本来持っている「巡る力や回復する力」を取り戻す

ことが大切になります🌿

では実際にどのようなことを意識すれば、生理周期は整いやすくなるのでしょうか?

次回は

生理が遅れるときに見直したい生活習慣と養生法

についてご紹介したいと思います💫