妊活・月経・更年期の養生に。山薬(長いも)を取り入れよう!


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はりきゅう はまだ三禄堂の井久保(いくぼ)です☺

長いもは体に良い」と聞いたことはあっても、漢方では「山薬(さんやく)」という名前で、古くから生薬として用いられてきたことをご存じでしょうか?

実は山薬(長いも)は身近な食材でありながら、「妊活・月経・更年期」など、女性のライフステージに寄り添う心強い味方なんです!

そこで今回が山薬(長いも)の効果や女性に寄り添う魅力についてご紹介していきます🍃

山薬の最大の魅力は「補腎」


山薬(長いも)が妊活・月経・更年期など、女性の健康を支える最大の魅力は

補腎(ほじん)

です。

補腎とは五臓六腑の「」を補うことです。

古典医学における腎は現代医学の腎臓だけを指すものではなく、生命力の土台となる「精(せい)」を蓄え、成長・発育・生殖・老化などに深く関わる「身体の根っこ」のような働きを担っています。

つまり、補腎とは

その腎の力を補い、身体の土台を整える

ことをいいます。

特に女性の場合、五臓六腑の腎は

  • 妊娠する、継続する力
  • 月経のリズム(ホルモンバランス)

など女性の一生と深い関係があります。

女性の健康を支える「腎」の力

女性の健康と「」の関係性について、古典文献には次のように記されています。

黄帝内経 素問 上古天真論

女子は七歳にして腎気盛んに 歯更り(永久歯になり)髪長ず
ニ七(十四)歳にして天癸至り 任脈通じ 太衝の脈盛んにして 月事時を以て下る 

故に子有り

つまり、女性の身体は成長するにつれて腎の力が充実し、その働きによって初潮を迎え、妊娠・出産へとつながる力が育まれていくということなんです!

そのため、古典医学では腎の力が充実していると

  • 月経周期が整いやすい
  • 妊娠・出産を支える力が養われる
  • 更年期を穏やかに過ごしやすくなる

と考えられています。

古から伝わる、女性の身体を養う山薬の力


漢方の古典文献「本草綱目(ほんぞうこうもく)」には山薬についてこのような記述があります。

本草綱目 巻之十七 山薬

山薬の腎を助けるの四義を存ず。

肺を補いて水を生ず、一也。

脾腎は営衛精津の生ずる所。山薬、脾胃を補いて、水穀の精、腎を助くべき、二也。

山薬の其の根、深く生ずるを以っては下焦に達して腎気を助くべき、三也。

此れが體の滑らかなるを以って腎精液を潤持べき、四也。

このように山薬が腎を助ける理由として、本草綱目では4つの働きが挙げられています。

なかでも、妊娠・月経・更年期といった女性の一生を考えるうえで特に大切なのが

三つ目、山薬の根が深く伸びる性質によって、身体の下部にある腎の気を助けるため。

四つ目、山薬の滑らかで潤いのある性質によって、腎の精や体液を保ち養うため。

の二つです。

そのため山薬は身体の土台である「」を養う食材として、古くから女性の健康を支えているんです🍃

山薬は「消化・吸収力」を高める食材でもある

山薬の魅力は「補腎」だけではありません。

本草綱目には

山薬、脾胃を補いて、水穀の精、腎を助くべき

との記述もあり、つまり山薬には

脾胃(胃腸)の働きを助けることで食べ物から得た栄養の消化・吸収力を高め、腎を養う助けをする

効果もあるんです🌟

古典医学で脾胃は食べたものを消化・吸収し、身体を動かすエネルギーや血を作る働きを担っています。

つまり、どれだけ身体を整えたいと思っても、胃腸の働きが弱ければ、身体を養うための材料が十分に作られません。

山薬はまず脾胃を元気にして消化・吸収を助け、食べ物から得られる栄養をしっかり身体に取り込めるようにします。

そして、その栄養が「」を養い、生命力の土台を支えるのが特徴です!

山薬はこんなお悩みがある方におすすめ


山薬は脾胃の働きを整えることで消化・吸収力を高めながら、女性の健康の土台となる腎を養うのが最大の特徴です。

そのため

  • 疲れやすく、全身重だるい
  • 食欲がない、ムラがある
  • 軟便や下痢をしやすい
  • 月経不順や不妊
  • 病後や出産後の体力低下
  • 頻尿や夜間にトイレで起きる
  • 足腰のだるさ
  • のどがよく乾く
  • 手足や足の裏がほてる
  • 寝汗をかきやすい

などのお悩みがある方にぜひ取り入れていただきたい食材です🌟

日々の食事が女性の健康をつくる


古典医学では

医食同源(いしょくどうげん)

という言葉があるように、日々の食事が健康な身体をつくるための土台となります。

その一つとして、山薬(長いも)は「補腎」の代表的な食材として親しまれ、女性の身体の土台を支える食養生として受け継がれてきました。

もちろん、山薬を食べるだけですべてのお悩みが解決するわけではありません。

しかし、身体を養う力を少しずつ積み重ねることは月経や妊活、更年期など、女性の一生を支える大切な土台になります。

季節の食材を楽しみながら、山薬のように身体をいたわる食材を上手に取り入れ、自分自身の身体と向き合う時間をつくってみませんか?

はりきゅう はまだ三禄堂では、食養生のアドバイスとともに、お一人おひとりの体質に合わせた古典鍼灸で女性が健やかに毎日を過ごせるようお手伝いしています。

食事と鍼灸で身体の土台を整え、未来の自分のために、今日からできる養生を始めていきましょう🍃