放置しないで!生理が来ない(無月経)のは身体からのSOS

ご覧いただきありがとうございます!
はりきゅう はまだ三禄堂の井久保(いくぼ)です。
突然ですが、
- 最近、生理が来ていない
- 忙しくて気づけば数か月経っている
- 「そのうち戻るかな」と思っている
そんな方はいませんか?
このように3ヶ月上生理がこない状態を一般的には「無月経」といいます。
生理が来ていない状態を
「その方がラクだし、いい」
と思っていませんか?
無月経はただ生理が止まるだけではなく、
身体からの「少し休んでほしい」という
SOS
なんです!
そこで今回は古典医学の視点も交えながら無月経の原因などについてご紹介していきたいと思います🕊️
生理がこないのは「馬力不足」

結論から言いますと、古典医学で生理がこないのは
馬力不足
が主な原因です。
日頃から頑張りすぎて生理を起こす力が不足していたり、身体が
「出血を起こすと危険だ」
と判断すると生理が止まることがあります。

1.無月経は「省エネ状態」のサイン

新陳代謝とは
「古いものを新しく入れ替え、エネルギーを作り出す働き」
のことをいい、まさしく生理の
古い血液を排出し、新しい血液を作る
働きと同じです。
さらに新陳代謝が「自律神経」によって調整されいます。
自律神経とは文字通り
「自ずと律する神経:無意識に調整をしている神経」
のことで「女性ホルモン」もこの自律神経で調整されています。
自律神経には2つあり
- 交感神経(スイッチオン):活動・緊張時
- 副交感神経(スイッチオフ):リラックス・回復時
女性ホルモンは特に「副交感神経」によって働きます。
つまり
新陳代謝の低下はホルモンバランスの乱れにつながる
ということです。
なかでも「排卵」の力を左右する

新陳代謝には古いものを排出するだけでなく
新しいものを取り入れ、生み出す力
もあるため、「排卵」の力を左右します。
身体を「畑」に例えると
- 生理→古くなった土を外に出す(古い血液を外に排出する)
- 排卵→新しい種を育てる準備(新しい卵胞を育て成熟させる)
の働きがあり、まさしく新陳代謝と同じ動きです。
土の状態が整っている畑だと古い土と新しい種の入れ替えもスムーズに行われ植物も健やかに育ちますが、環境が整っていなければ新しい種も育ちにくくなってしまいます。
新陳代謝が低下するということは
新しいタネを育てる準備がうまくできない
ため、排卵することができず、生理が来なくなる原因になります。
2.生理に血液を回す余裕がないと止まる

ヒトの身体は栄養や血液が全身にまんべんなく循環することで健康を維持しています。
血液には酸素や栄養を運ぶだけでなく
- 身体を温める
- 内臓を働かせる
- ホルモンを運ぶ
- 傷や疲労の回復を助ける
など、生命を維持するための大切な役割があります。
例えば
- 消耗のしすぎ(目の使いすぎや汗のかきすぎ)
- 出血のしすぎ(出産や流産、手術など)
などにより、身体の血液が不足しているとまず
「生きるために必要な場所」
を優先するようになります。
特に脳・心臓・肺などの生命維持に欠かせない臓器へ血液を届けようとするため、
子宮や卵巣は後回し
になりがちです。
子宮や卵巣の血液が不足すると、子宮内膜が十分に作られなくなったりするため、生理が来なくなることがあります。

さらに、血液不足が続くと身体は
「これ以上エネルギーや血液を消耗できない」
と判断します。
その結果、生理を止めることで身体を守ろうとすることもあります。
内臓の疲れが馬力不足の「源」

新陳代謝の低下や血液不足による馬力不足は「頑張りすぎ」はもちろんですが
内臓(五臓六腑)の疲れ
によるものも少なくありません!
ヒトの身体を車で例えると内臓(五臓六腑)は「エンジン」です。
車はエンジンが快調でないと、しっかりと走らないですし、マフラ―部分から排気ガスとして不要なものを放出することが出来ません!
私たちの身体も同じです。
エンジン部分である内臓(五臓六腑)が元気でないと
生理を起こす馬力が不足し、代謝も下がる
原因になります。

さらに、血液を作る働きも内臓(五臓六腑)が深く関わっています。
特に古典医学では
- 脾胃(胃腸):食べたものを消化・吸収することで血液となる
- 心:血脈を主り、血液を生じる
- 腎(骨髄):血液を作って!と骨髄に指令を出すホルモン(エリスロポエチン)の分泌
などが血液をつくるために必要であると中国の古典文献にも記述があります。
つまり、内臓(五臓六腑)が疲れてしまうと血液の不足につながり、生理が来なくなる原因になります。
生理は女性の健康を維持する土台

女性にとって生理はただ妊娠・出産のために毎月くるものではありません。
女性の心身の状態を表す鏡
でもあります!
江戸時代の書籍である「医方大成論和語鈔」には
医方大成論和語鈔:六十一 婦人調経衆疾論
其所因を究むるに、多くは月水の調はざるに由て、諸證變生す。
(根元は月水(生理)の調らぬより、其が變(へん)じて諸病となる。)
大概婦人の疾、経候期の如くなるを以て安しと為す。
(経候は月水の通ずる約束の時なり。期の如くとは、毎月遅くも早くも無きを無病とする。)
或は期を愆ること有らば、當に其冷熱虚實を審かにして之を調ふべし。
(期を愆(あやま)るとは、常より早く又は遅きを云)
との記述があります。
つまり
病の根本は、月水(生理)が整っていないことにあり、それが変化してさまざまな病となる
ということです。
同じ書籍に女性の健康を保つためにはまず
月水(生理)を整えることが大切である
ともあります📖
生理が来ない状態を放置するということは大きな病(婦人科疾患など)につながる恐れがあるため、早めのケアがとても大切です🌿
※そのほか詳しい内容は下記の記事をご覧ください
【和の鍼灸術】で内臓から元気に

そこで当院では日本古来の「やさしく、繊細な【和】の鍼灸術」を用いて、エンジン部分である内臓(五臓六腑)を元気にするお手伝いをさせていただいてます🪡
現代を生きる私たちは「からだ」と「こころ」からのヘルプサイン気づかず、
「これぐらい大丈夫」
と後回しにしがちです。
今回、ご紹介した無月経も同じです。
「来ないほうがラクでいい」
そう思いがちですが、生理があるということは女性が健康を維持するために欠かせないものです。
実際、私も毎月の生理がとても憂鬱で「来なければいいのに」と思っていました。
ですが、古典医学を通して
- 生理がくることの大切さ
- 周期を安定させることの重要性
などを学び、実感しました。
女性はもっと穏やかに過ごせる力を持っています!
これを機に一度、自分の「からだ」と「こころ」と向き合ってみませんか?
当院がそのきっかけになれれば幸いです🌿
お気軽にご相談ください✉️
※そのほかの詳細は下記の記事をご覧ください


