春に増える「頭痛やめまい」の不調を改善するには
ご覧いただきありがとうございます!
はりきゅう はまだ三禄堂の井久保眞子(いくぼまこ)です。
桜も咲き誇り、春の陽ざしが心地よく感じられる季節になりました🌸
ですが、そんな過ごしやすい春の季節になると「頭痛やめまい」などの不調を感じることありませんか?
近年は季節や気候の変動が激しく、影響を受けやすくなってはいますが、実はこれらの不調は単なる季節の変化だけでなく、「からだ」と「こころ」が頑張り過ぎているサインです。
今回はそんな春に増える「頭痛やめまい」の不調を改善する方法をご紹介していきます!
古典医学における春の特徴と身体の変化

暦では2月の上旬に「立春」を迎え、この日を境に自然界では少しずつ暖かくなり、冬の間に眠っていた万物が芽吹き始めます。
私たちの身体も植物などと同じように冬の間に体内に蓄えていたエネルギーを外に向かって発散(発陳(はっちん))する季節になります。
いわゆる「新陳代謝(しんちんたいしゃ)」が上がる季節です。
新陳代謝とは「古いものを排出し、新しいものを取り入れる(入れ替える)」働きのことで、これにより「エネルギッシュ」になります。
春先になると新しいことを始めたくなったり、活動的・行動的になったりしますのもこの影響です。
春は自律神経が乱れやすい季節
新陳代謝は「自律神経」によって調整されています。
自律神経とは文字通り「自ずと律する神経(無意識に調節している神経)」です。

例えば
- 食べたものを消化・吸収する
- 呼吸をする
- 暑いと汗をかき、寒いと身体を震わせて温める
など自ら意識しておこなっているわけではありませんよね?
これらは全て自律神経が身体を最適な状態に保とうと調整してくれているおかげです。
さらに自律神経は
- 交感神経:スイッチオン(活動・緊張・頑張るとき)
- 副交感神経:スイッチオフ(休息・リラックス・回復するとき)
の二つあり、これらがバランスよく保つことで私たちの身体は健康を維持しています。
つまり、春は「新陳代謝が上がる=交感神経が昂りやすい」ということです。
自律神経の乱れが「頭痛やめまい」の原因に

春になると「頭痛やめまい」の症状が増えるのは
- スマホやPCによる目の使い過ぎ
- ストレスや緊張
- 仕事や家事、育児などで身体を休める時間がない(リラックスできない)
- 運動不足(新陳代謝の低下)
などにより普段から自律神経が乱れやすい状態に加え、新陳代謝が上がった「結果」によるものです。
身体は冬に蓄えていたエネルギーを発散(発陳(はっちん)するために新陳代謝を上げようとするものの普段から交感神経が昂りすぎていたり、頑張り過ぎてエネルギーが消耗しすぎていると順応しきれないため不調が現れやすくなります。
内臓の疲れも自律神経の乱れを招く

また内臓の疲れも自律神経が乱れる原因になります。
内臓も自律神経によって調整されており、多くは「副交感神経」によって働きます。
例えば、「仕事が忙しくバタバタしているときにお腹が空かなかったり、トイレに行くのを忘れたり」などの経験ありませんか?
これは活動時に働く交感神経が優位になっていて、内臓が動きにくくなっているからなんです。
つまり、
内臓が疲れている=自律神経が乱れている
証拠でもあるんです!
頭痛でも場所によって原因は異なるんです!
古典医学では頭痛でも場所によって原因が異なります。
いわゆる「片頭痛(偏頭痛)」のように「こめかみ周辺」に痛みが出る場合は「目の使い過ぎ(自律神経の乱れがメイン)」によるものです。
ですが「目の奥」が痛くなる場合は「消化不良」によるものです。
目の周辺には胃や腸と関係が深いツボが多く存在し、消化不良により胃腸が疲れていると目の奥の頭痛が出ることがあります。
このように日々の内臓の疲れも重なっていると春先に「頭痛やめまい」が増える原因につながります。
春の陽ざしに負けない身体をつくることが大切!

春に新陳代謝が上がるのは自然なことであり、生きていく上で必要不可欠なことです。
そのため、春に増える「頭痛やめまい」を改善するには
春の陽ざしに負けない身体をつくる
ことが大切です🌸
「普段から自律神経が乱れすぎないようにする」ことが大切です。
自律神経が乱れすぎないようにするためには基本的な「衣・食・住」を調えることが改善につながります。
特に意識していただきたいのが
- 衣:極端な薄着は控える
- 食:よく噛んでゆっくり食べる
- 住:寝る前のスマホやテレビを減らす
の3つです。
1.極端な薄着は身体が凝る(緊張する)原因に

2月上旬の立春を迎えると春の陽ざしが少しずつ感じられるようになり、日中は暖かくなってくるため薄着になる方もいるのではないでしょうか?
ですが、まだ朝晩との寒暖差は激しい時期です。
私たちの身体は、冬は寒さに耐えれるよう身体のエネルギーを蓄えますが、春になるとその蓄えていたエネルギーを外に発散(発陳(はっちん))しようするため冬に比べると「寒さ」を感じやすくなっています🍃
そのため極端に薄着になるとその寒暖差に追い付かず、身体が冷えたり、緊張したりします。(一定の体温を守ろうとするためギュっと力が入る)
ここで働くのが「交感神経」です。
身体の熱を逃がさないようにする=常に軽い戦闘状態
になるため、自律神経が乱れやすくなる原因になります。
日中は暖かくなっても寒暖差があるときは薄着になりすぎないよう
- 脱ぎ着できる服装(重ね着など)
- ストールを捲く
など冷やしすぎないよう気をつけましょう。
2.内臓(特に胃腸)は自律神経の土台となる

内臓は自律神経によって調整されています。
内臓でも特に「胃腸」は飲食物をダイレクトに受け止め、休む時間も少ないため負担がかかりやすい場所です。
- 食べ過ぎ
- 早食い
- 小麦や油(バター含む)、乳製品、砂糖
などは消化・吸収に時間がかかるため、胃腸が頑張り過ぎてしまいます。
胃腸含め、多くの内臓はリラックス時に働く「副交感神経」によって調整されていますが胃腸に負担をかけすぎると「なんとかして消化・吸収しよう!」と交感神経(頑張るモード)も動員されます。
すると副交感神経だけでなく、交感神経も働いてしまうため、切り替えが上手くできなくなってしまうと自律神経が大きく乱れる原因になります。
まずは
よく噛んでゆっくり食べる
ことを意識してみましょう🍚
3.「光」は自律神経のスイッチそのもの

現代では日常的に欠かせなくなっているスマホやPC、テレビなどの電子機器ですが、使いすぎると自律神経が乱れやすくなります。
目や脳を使うとたくさんの情報を処理するために「交感神経」が昂ります。
特に寝る前は疲れを回復するために「副交感神経」が優位になることで質のいい睡眠をとることができるのですが、寝る直前までスマホやテレビなどの「光」を入れ続けていると交感神経が昂り過ぎて切り替えがうまくいかなくなることがあります。
自律神経の切り替えがうまくいかなくなると
- 寝てもスッキリ朝、起きれない
- 夜中に何度も目が覚める
- 夢をよく見る
など身体がリラックスできない状態が続きます。
このように普段から交感神経が昂りすぎていると新陳代謝が上がる春先に「頭痛やめまい」などの不調が現れやすくなります。
お仕事柄、電子機器が手放せない方も多いと思いますが
寝る前のスマホやテレビなどを減らす
ことから始めてみましょう!
一日でも早く多くの方が「不調のない快適な毎日」が取り戻せるよう、これからも養生法を発信してまいりますので、ぜひお楽しみに🌟

