こんにちは!
芦屋はりきゅう はまだ三禄堂の濱田です。
前回は、
古典鍼灸・漢方医学におけるからだのデトックス方法である【汗・吐・下】の3つ方法のうちの【汗法】について紹介しました!
今回は、
古典鍼灸・漢方医学におけるからだのデトックス方法である【吐法】について書いていきますね。
■吐法
身体の上部の入口である口から、からだの毒素を排出する方法です!
一番イメージしやすいのは、食べすぎたり、飲み過ぎたりした場合に起こる【嘔吐】ですね。
妊娠時の「つわり」や、生理前後に起こる吐き気なども、これらに含まれます。
また、
ゲップ(東洋医学では曖気といいます)も消化の際に発生するガスが、胃の中に溜まり過ぎることによって起こるデトックス方法です。
これらは、
- 胃の働きが悪くなって起こる消化不良
- 腸の働きが悪くなって起こる便秘
- 食べすぎ、飲み過ぎで起こる内臓の許容量オーバー
など、
主に“口~食道~胃~腸までの管”がしっかりと通じていないことが原因で、からだに【宿食】という毒素が溜り、その毒素を”からだが無理矢理デトックス”をしている反応です。
また、
食べたものが悪く、食中毒などのウイルスが原因の嘔吐、
ストレスによって、胃酸が多くなり、胃が飲食物を受け付けなくなる心因性の嘔吐もあります。
これらの嘔吐などのデトックス方法である【吐法】は、からだのデトックスとしては有効なのですが、
からだが強制的にデトックスをかけている状態
なので、内臓にとても負担をかけてしまい、精神的にもすごくしんどいですね…(T_T)
数千年前から残る鍼灸の治療方法にも「吐かせる治療」というものは存在するのですが、僕自身も、できれば受けたくない治療です…(笑)
吐くのは苦しいですからね…(T_T)
では、
からだが強制的にデトックスをかけている状態である【嘔吐・吐き気・ゲップ】などを予防するためにはどのようにしたらよいか?
というと、
普段から口から肛までの1本の管を通しておいてあげることが重要となります!
ヒトのからだは、【1本の管】になっています!
- 胃の働きを良くして消化不良を起こさせない
- 腸の働きを良くして便秘を起こさせない
- 食べすぎ、飲み過ぎても、消化・排出できる身体を作る
これらを普段からしっかりと行えるからだ作りができているとわざわざ強制的にデトックスをかける必要が無く、「おしっこ」や「うんち」として、からだに優しく、自然に、正しくデトックスできるようになります!
また、妊娠時の「つわり」や、生理前後に起こる吐き気も出なくなるのですね。
そして、
頭痛、吐き気、顔汗、肩こりや腰痛、のぼせ、めまいなど、更年期障害・プレ更年期障害・PMS・うつ病・自律神経失調症などの、原因が特定しづらい不定愁訴(症状が定まらないツライ症状)の改善にも繋がります。
これらの症状でお悩みの方は、
当院の日本古来の優しい【和の鍼灸術】で、内臓の働きをを高めて、からだに優しく、楽に、正しくデトックスできる身体作りをおこない、さまざまなツライ症状を解決してみませんか?
一度、気軽にご相談ください(^^)/
芦屋市内はもちろん、
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芦屋市のはりきゅう院 はまだ三禄堂でした(^^)/
今回は、あまり行いたくない「嘔吐」の吐法について書きましたが、次回は正しい【吐法】について書いていきますね!