“こころへのご褒美”と“からだへのご褒美”を区別しよう!
芦屋 鍼灸・はりきゅう はまだ三禄堂の濵田です。
最近、お悩みとして、とても増えているものに自律神経のトラブルがあります。
頭痛・肩凝り・不眠症
めまい・耳鳴り
手足の冷え・のぼせ・顔汗
女性ホルモンに関わる更年期障害・プレ更年期障害・PMS
もっとひどい状態になると…
自律神経失調症、鬱症状や躁鬱、パニック障害
これらは【自律神経のバランス】が乱れてしまうことによって起こってしまいます。
前回の記事でも述べたように、これらのトラブルの要因として「精神的なストレス」があります。
自律神経のトラブルについては詳しく知りたい方はコチラをクリック
前回の記事はコチラ
自律神経のトラブル改善方法①睡眠の質を改善して内臓を元気に!
ストレスばかりの現代
現代人は、とても多くのストレスの中で生活をしていますね。
職場や家庭、子育て、介護など
また、出産、育児、更年期時期のストレス
そして、
夜、遅くまでの残業、職場での人間関係のストレスなど、肉体的な疲労はもちろん、精神的な疲労もとても増えています。
ストレスは、
からだの中の“ホルモン”に大きく影響を及ぼして、自律神経のバランスを乱してしまい、“こころ”と“からだ”の両方にさまざまな症状を引き起こします。
ストレスを受けたときはどうしたら?
ストレスを受けたくて受けている人はいないですね。
ストレスを避けることが出来ない場合も多いのではないでしょうか?
そのような避けられないストレスに晒された時に大切なのは【発散】することです。
ストレスの発散方法はヒトによってそれぞれ異なります。
例えば、
- 美味しいものを食べる
- 運動をする
- カラオケで歌う
- 友人とお喋りをする
- 好きなお酒を飲む
- 一日、お家でダラダラ過ごす
など、それぞれお好みの方法で発散することが大切ですね。
ストレスを発散することによって、自律神経が調い、“こころ”はもちろん、“からだ”にも良い影響が及ぼされます。
しかし、
ストレスの発散方法によっては、
逆にからだの状態を悪くなり、精神的なストレスを受けやすくなるといった悪循環に陥ってしまうこともあるので注意が必要です。
“こころへのご褒美”と“からだへのご褒美”を区別しよう!
元気になりたい!健康になりたい!という想い
これはあまり食べない方が良いとはわかっているが我慢できない…
運動しないといけないと言われるがなかなか出来ない…という想い
この二つの想いのジレンマは、ヒトの永遠の課題ですね。
そのジレンマで悩み過ぎると、これもまた、とてもストレスになってしまいますね…
わかってはいるけど…
そんなジレンマに陥った時に大切なのは
「こころにとって良いこと」=”こころへのご褒美”
「からだにとって良いこと」=”からだへのご褒美”
この二つをしっかりと区別することです。
”こころへのご褒美”とは?
こころへのご褒美としては、
・甘いお菓子を食べて、美味しい!と思う。
これは“疲れたこころ”にとっては、極上のご褒美になりますね(^^)/
・疲れすぎて、やる気が出ない日は、無理せず一日ダラダラと過ごす。
これも“疲れたこころ”にとっては、大切なときもあります。
しかし、
精神的なストレスが溜まったために“こころへのご褒美”をあげ過ぎると、からだ(特に内臓)が疲れてしまうので注意が必要です!
例えば、
甘いお菓子を食べすぎると、砂糖やバターなどを消化するために、内臓に血流が大量に必要になります。
内臓に大量に血が集まると、他の部分が相対的に不足します。
筋肉に不足すると、首や肩の筋肉のコリ・腰の筋肉の痛みなどを引き起こします。
足に筋肉が不足すると、足の冷え、足の引き攣り(こむら返り)が起きやすくもなります。
また、内臓が働きすぎて疲れることによって、消化不良が起きてきます。
からだがダルイ…
何か元気が出ない…
最近、食欲がない…
寝ても寝ても疲れがとれない…
これらは内臓が疲れてしまっているサインになります。
内臓が疲れてしまうと、便秘・胃の痛みなどの内臓のトラブルにも繋がります。
また、
生理痛、PMSなどの女性ホルモンの問題も、内臓のトラブルと関係がとても深いです。
そして、
内臓が疲れてしまって、からだに不調がでてくると、精神的なストレスも受けやすくなります。
自分自身の体調が良い時、電車の中で足を踏まれても、「まっいいか!」と思えても、
体調が悪い時に、同じように踏まれるとすごくイライラする。
体調がスッキリしないときは、
他人にフッといわれた一言が、必要以上に気になって、不安な気持ちや落ち込みやすくなる。
“こころ”と“からだ”は、お互いに影響し合います。
“こころ”が疲れていると“からだ”もとてもツラくなります。
“からだ”(内臓)が疲れていると、“こころ”もしんどくなりやすくなってしまいます。
からだ(内臓)のお疲れは、精神的なストレスへの免疫力(ストレスへの耐性)を下げてしまうことにも繋がります。
そのため、
“こころのご褒美”をあげすぎて、内臓の疲れがでてしまうと、ストレスに対しても弱くなってしまい、ストレスを感じやすくなるという【悪循環】になってしまうので、注意が必要です。
“からだのご褒美”とは
“こころのご褒美”をあげすぎてしまい、からだの不調が出てくると、“からだへのご褒美”をあげることも大切になってきます。
からだへのご褒美として代表的なものには、
- 適度な運動をする。
- 消化に良い食べ物を食べる。
- 早く寝るように心掛ける!
などがありますね。
適度な運動をする
目標は連続30分の有酸素運動
ほんのり、背中から汗をかいてあげることを目標にします。
汗をかくことで、からだの中の余分な水分(むくみ)をデトックスできるので、身体がダルイ・スッキリしない…などの症状の改善にも繋がります。
消化に良い食べ物を食べる
からだの不調のほとんどの原因として“内臓のお疲れ”があります。
内臓が疲れて、からだに不調がでている時は、内臓を休めてあげることが大切です。
消化に良いもの(特に和食)を選んで食べることが、“からだのご褒美”になります。
どうしても甘いものが食べたい場合は、洋菓子より、ちょっと良い和菓子を選んで食べた方が、からだ(内臓)の負担を減らすことが出来ます。
早く寝るように心掛ける!
ヒトのからだは、眠ることによって疲労をとったり、痛めた部分を修復したりします。
目標は最低22時~24時までに眠ること。
それ以降に寝ても、睡眠の質が落ちてしまいます。
毎日は難しくても、お疲れが酷いときは、切り替えて、早く寝ることも大切です。
また、
夜、遅くまでのパソコンやスマートフォンは、睡眠の質を下げてしまうので注意が必要です。
そして、早く寝るときの理想は、内臓を疲れさせないために、出来るだけお腹を空の状態にすることもお勧めですね。
“こころへのご褒美”と“からだへのご褒美”のバランスが大切!
精神的なストレスを溜めすぎないためには、美味しいものを食べるなどの“こころへのご褒美”を我慢しすぎないことも重要になります。
そして、
“こころへのご褒美”あげすぎると、からだの不調にも繋がってしまう。
からだに不調があると、精神的なストレスも受けやすくなり、ストレスにも弱くなってしまう。
ということを知った上で、
「あ~美味しい!」などの“こころへのご褒美”と「ちょっと身体を動かそう!」などの“からだへのご褒美”を区別して、バランスよくとってあげることがとても重要になります。
たまに、
“からだへのご褒美”をあげると、内臓が元気になり、食欲もでてきて、普段食べている“甘いもの”がより美味しく感じることもできるので、ぜひおすすめですね(^^)
鍼灸治療ではこうやる!
当院の日本古来の優しい【和の鍼灸術】は、お腹に優しい刺激で治療をおこない、内臓の働きを高めていきます。
内臓の働きを高めて、からだの毒素の排出(デトックス)する力を高めていきます。
(痛みが無い【和の鍼灸術】の打ち鍼。コンコンと優しくお腹を刺激して内臓の働きを高めます)
内臓は、
車で例えると、“エンジン部分”になります。
そのため、内臓が疲れすぎたりすると、先程に述べたように、
からだがダルイ…
何か元気が出ない…
最近、食欲がない…
寝ても寝ても疲れがとれない…
などの状態に陥ります。
また、
からだが常にしんどい状態になるので、“ストレス”に対しても弱くなってしまいます。
そして、
その状態が続くと、自律神経のバランスが乱れてしまい、様々な症状を引き起こします。
自律神経のトラブルを防ぐために大事なことは、
からだの毒素と内臓の疲れをため込みすぎない事!
常日頃から、
からだの中をキレイにして、内臓のお疲れをため込みすぎないように、日本古来の優しい【和の鍼灸術】で治療を進めていきます!
からだの中をキレイにして、内臓のお疲れをため込みすぎないことで、精神的なストレスにも強くなれます。
まとめ
ストレスから起こる自律神経のトラブルを予防・改善するためには、
ストレスをため込みすぎず、上手く【発散】してあげることがとても重要になります。
その発散方法には“こころのご褒美”と“からだのご褒美”の二種類があります。
「美味しいものを食べる」などの“こころのご褒美”
「からだを動かして、内臓の働きを改善する」などの“からだのご褒美”
これらの二つをしっかり区別して、
必要に応じて、バランス良く行ってあげることが、精神的なストレスから、からだを守って、自律神経のバランスを調えるためには、とても大切になります。
“こころ”と“からだ”(内臓)の両方を元気にして、自律神経のバランスを調えることが、
頭痛・肩凝り・不眠症
めまい・耳鳴り
手足の冷え・のぼせ・顔汗
女性ホルモンに関わる更年期障害・プレ更年期障害・PMS
自律神経失調症、鬱症状や躁鬱、パニック障害
などの、原因が特定しづらい不定愁訴(症状が定まらないツライ症状)の改善に繋がります。
当院の日本古来の優しい【和の鍼灸術】で、
内臓の働きを高めて、正しくデトックスできる身体作りをおこない、自律神経のバランスを調えて、さまざまなツライ症状を解決してみませんか?
一度、気軽にご相談ください(^^)/
芦屋市内はもちろん、
明石・神戸・西宮・大阪市内からも交通手段が便利!
芦屋市のはりきゅう院 はまだ三禄堂でした(^^)/