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(腸内を潤して便秘を改善する漢方薬のハチミツ)

こんにちは!

芦屋 はりきゅう はまだ三禄堂の濱田です。

 

前回は

東洋医学的にみた【大便が詰まる原因とその種類】をご紹介しました。

 

便秘が起こる原因と種類は、お一人お一人異なるため同じ治療で改善できるわけではありません!

なにが原因で

 

どの内臓が弱っている

 

ことが原因で便秘が起きているのか?

これらをしっかり把握して治療をしてかなければ、なかなか便秘症状は改善されませんね…

 

また、

便秘が起こっている原因によっては、ヨーグルトなどの乳製品を摂ることで余計に便秘がひどくなる場合もあるので注意が必要です。

 

そして今回は、前回にもご紹介した1300年前半、中国の元の時代に書かれて以後、増補されながら作られたと言われる「医方大成論」という本の江戸時代の翻訳本の中の便秘(秘結)の続きをご紹介します。

 

今回は便秘の治療方針について書いていきますね。

岡本一包先生著(醫方大成論和語鈔より抜粋)

治療の法、

熱実の者は之を通利し、

寒虚の者は之を温行し、

気結して而して澁る者は之を潤滑し、

風湿して秘するものは之を驅利し、

津液枯渇するものは、之は補益せよ。

簡単に翻訳解説すると…

身体の中に(食べ過ぎなどで)が詰まってしまっている場合は、その滞りが通じるように治療する。

身体弱って、胃腸が冷えて、寒の状態のときは、温めて巡りやすいようにして治療する。

気が結して(胃腸を動かす力が弱まって詰まって)便が渋る場合は、気(胃腸を動かす力)を巡らせて、腸の中が潤い、滑らかに動くように治療する。

に当たりすぎたり、湿度で身体が疲れてしまって便秘する場合は、からだを新陳代謝させて治療する。

からだの中の血液や水分が足りなくなっている場合は、
(病気よって、汗をかきすぎたり、小便を出しすぎることによって、からだの水分が枯渇すること、並びに、産後の女性は血を大量に失って、からだの元気が弱っている状態では)

身体を元気になって、しっかり血液を作れるように治療する。

このように便秘の治療方針も、江戸時代から簡単に分けても5つのパターンがあると言われています。

 

便秘を治療する場合、どのような治療方針を行うべきなのか?を考える場合、

 

ヒトの身体はからだは十人十色!!

 

患者さん一人一人のからだの状態は異なるため、一概には言えません。

 

からだに合わせて治療をオーダーメイドしていかなければいけません!

 

そのため、便秘の改善に良いといわれるヨーグルトなどの乳製品も取り方には注意が必要です!!

 

ヨーグルトなどの乳製品は、腸内をやして、便を促すため身体の中に(食べ過ぎなどで)熱が詰まってしまっている場合は、下剤としては効果的です。

しかし、

身体が弱って、胃腸が冷えている寒の状態のときや、産後の女性で血を大量に失って、からだの元気が弱っている状態では、

 

・余計に便秘状態が悪化する。

・逆に冷えすぎて、下痢になって余計に胃腸の弱りが進む。

 

こともよくありますね…(T_T)

 

夢分流腹診図アレンジ

デトックスをメインに治療をおこなうのか?

胃腸を元気にすることをメインに治療をおこなうのか?

 

しっかりと内臓のコンディションをみて、判断していかないといけませんね!

 

当院では、

“からだの毒素”をしっかり排出することが”本当の健康”につながると考えています。

 

そして、

しっかりとからだの毒素をデトックス出来ることが、

頭痛、吐き気、顔汗、肩こりや腰痛、のぼせ、めまいなど、更年期障害・プレ更年期障害・PMS・うつ病・自律神経失調症などの、原因が特定しづらい不定愁訴(症状が定まらないツライ症状)の改善に繋がります。

 

ヨーグルトなどの乳製品を摂っても改善されない頑固な便秘でお悩みの方は、

当院の日本古来の優しい【和の鍼灸術】で、内臓の働きを高めて、しっかり大便としてデトックスできる“からだ作り”を行い、さまざまなツライ症状を解決してみませんか?

 

一度、気軽にご相談ください(^^)/

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芦屋市のはりきゅう院 はまだ三禄堂でした(^^)/

 

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