こんにちは!
芦屋 鍼灸・はりきゅう はまだ三禄堂の濱田です。
前回から、
頭痛、めまい、耳鳴り、PMS、更年期障害、プレ更年期障害
などの不定愁訴(症状が定まらないツライ症状)
を改善するためには、体内の毒素をデトックスすることが大切だと言うことを続いて書いてきました。
からだを健康に保つためには、正しくデトックスしてあげることが本当に大切です!
しかし、
無理矢理デトックスをかけすぎると、身体への負担が大きく、反ってからだの調子が悪くなることもあります。
今回は、
最近、患者さんからの何度も聞いたデトックスの失敗例をご紹介します。
患者さんからの声でよく聞くのが、
- 岩盤浴にいくと、後に頭が痛くなる…
- サウナに入ると、しんどくなって、寝込んでしまった…
- よもぎ蒸しに行った後に、のどがイガイガして、その後、咳が止まらなくなった…
などがあります。
岩盤浴や、サウナ、よもぎ蒸しは、からだの毒素を汗としてだすためにはとても有効な方法です。
しかし、
からだへの負担も大きい方法でもあります。
からだが元気なかたは、その負担にも耐えられるのでとても有効なのですが、
- 胃腸が弱っている…
- 肺などの呼吸器系が弱っている…
- 精神的なストレスを長期間受けて、心身ともに疲れ切ってしまっている…
- 生理中の女性や産後の女性
このような方が無理に体表から汗をかき過ぎると…
からだの底力(馬力)が無い状態で、無理矢理、身体から水分(潤い)を飛ばしてしまうので、かえってバテてしまい、
- からだがダルくしんどくなる…
- 頭が痛くなる…
- 喉がイガイガする…
- 筋肉が引き攣る…
などの症状が起きてしまったり、様々なツライ症状が悪化してしまいます。
東洋医学では、からだを『表』と『裏』に分けて考えます。
表とは、皮膚や汗腺などの体表を指します。
裏とは、内臓などを指します。
汗をかくことは、からだの表の部分から毒素をだす方法ですね。
体表から汗として水分を発散させると、その分、からだの中の水分は失われます…
身体が元気で潤いがあり、水分を失っても問題ない場合は、発汗させることは、からだの毒素をデトックスさせるのにとても良い方法です。
しかし、
胃腸や肺などの内臓であるからだの「裏」側に弱りがあったり、からだの潤いが損なわれている場合や、女性の生理など身体の中で血をたくさん使わないといけない時に、岩盤浴やよもぎ蒸しなどで無理に、汗をかいてしまうと、からだの裏の部分の弱りが余計に進んで、
- 後に頭が痛くなる
- あとにしんどくなって、寝込んでしまった
- のどがイガイガして、その後、咳が止まらなくなった…
- めまいや耳鳴りが悪化した…
などの症状の悪化が起きてしまうこともあるので、注意が必要です。
鍼灸治療でも、後頭部の痛み、肩凝り、背中の凝り、腰痛があるからといって、いきなり体表部である背中の治療を行いすぎると、無理に汗をかかせる状態と同じになるので後から「しんどくなった…、痛みがきつくなった…」などの反応が起きることもあります。
そのような身体のコンディションの場合は、
手足の抹消のツボやお腹のツボを使って、からだの中を元気にしてから、背中などの背面を治療することが必要になります。
ひとの身体を車で例えると、
からだの裏側である内臓がエンジンで、表側がタイヤなどの外面のパーツとなります。
車が故障した場合、
エンジンのトラブルなのか?
タイヤなどの外側のパーツの問題なのか?
これらをきっちりと判別して修理していかなければいけませんね?!
ヒトの身体も同じく、
からだの裏側の問題なのか?
からだの表側の問題なのか?
をきっちり判別して治療を行うことがとても重要になります。
しっかりとからだの裏側(奥の方)の状態を考えて、正しく汗をかいていくことが本当に大切ですね(^^)
当院では“からだの毒素”を正しく排出することが”本当の健康”につながると考えています。
そして、しっかりとからだの毒素をデトックス出来ることが、
頭痛、吐き気、顔汗、肩こりや腰痛、のぼせ、めまいなど、更年期障害・プレ更年期障害・PMS・うつ病・自律神経失調症などの、原因が特定しづらい不定愁訴(症状が定まらないツライ症状)の改善に繋がります。
原因が特定しづらい不定愁訴でお悩みの方は、当院の日本古来の優しい【和の鍼灸術】で、内臓の働きを高めて、しっかりと正しくデトックスできる“からだ作り”を行い、さまざまなツライ症状を解決してみませんか?
一度、気軽にご相談ください(^^)/
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芦屋市のはりきゅう院 はまだ三禄堂でした(^^)/