治療体験談
芦屋 鍼灸・はりきゅう はまだ三禄堂の濵田です。
当院では、患者さまから定期的に治療の率直な感想やお声をいただいております。
そういった率直なご感想やお声は、僕自身の治療への活力となり、また治療院をよりよくしていくための貴重なデータとなります。
※ 但し、プライバシーに考慮し、一部仮名で記載させていただきます。
その中で、患者様にご了承いただいた治療体験談をご紹介しますね。
今回は、“腰痛と背面、脚の痛みと痺れ”でお悩みのかたの体験談をご紹介します!
患者様詳細
田中美妃様
年齢:38才
性別:女性
お住まい:兵庫県神戸市
◇初来院時の身体の病気、身体の不調についてご記入ください。
ヘルニアで真っすぐに立つことができず、腰痛と背面、脚の痛みと痺れが続いていました。
◇どうして鍼灸治療を受けようと思われましたか?
過去に鍼灸で体調が良くなったことがある為、ヘルニアに関しても、手術や注射をしないで治すには、鍼しかないと思いました。
◇どちらで当院をお知りになりましたか?
知人の紹介。
◇当院に来院する上で、なにか気になること・不安に感じたことはありましたか?
特にありません。
◇他の鍼灸院がある中で、当院をお選びいただいた理由を教えてください。
知人の紹介でもありましたし、比較的に通い易かった為。
◇鍼灸治療を受けて感じた事・ありのままの感想をお書きください。
通い始めた頃は、一進一退という感じでしたが、続けて治療していく内に、体力も少しずつ戻り、立位が安定するようになりました。
最初は週3回程、通いましたが、徐々に感覚を空けられるようになり、今では月2~3回程になりました。
田中美妃さん
アンケートへのご回答、本当にありがとうございます。
田中さんが当院に来られてきっかけは、
共通の知人に「腰のヘルニアで、からだが“くの字”に曲がっている人がいるのだけど、鍼でどうにかならないか?」と聞かれたことからでしたね。
ご紹介いただき、田中さんが当院に初めて入ってこられた時は、
からだを真っすぐに起こすことも痛くてつらそうで、歩きかたも、足が挙がらず、ヨタヨタと歩かれていたことがとても印象的でした…
腰の痛みや腰から足にかけての痺れなどが起きるヘルニアのような症状の原因は、
腰や脊髄から出る神経だけに問題があるのか?というと、そうではありません!!
腰やお尻などの“痛み”や“痺れ”がでているところだけ治療をしても、なかなか治らないことが多いので注意が必要ですね。
腰やお尻などの“痛み”や“痺れ”の根本的な原因は、
内臓の不調から起こってくることも多くあります。
内臓は、からだの中でどのように存在しているのか?というと、ほとんどが背骨にぶら下がっています。
靭帯や内臓の膜などのヒモの様なもので、背骨からぶら下がることで、からだの中で決まった正しい位置に存在できます。
ですので、
内臓に負担がかかり不調になると、
内臓自身の血流が悪くなり、内臓を包んでいる膜や筋肉などの血流も悪くなるため、硬くなってしまいます。
そうすると、
内臓自身がぶら下がっている背骨周りも、当然ながら血流が悪くなるなどの悪影響が起きてきますね…
背骨周りの血流が悪くなると、
背骨の際の筋肉が栄養されにくくなるので、硬くなり痛みがでてきます。
また、
背骨の周りにある神経も栄養されにくくなるため、痺れが起こってきてしまいます。
それらが原因で、
腰の痛みやお尻から足にかけての痺れなどのヘルニアのような症状が起こってしまうことはとても多いですね。
ですので、
ヘルニアと言われて、真っすぐに立つことができず、腰痛と背面、脚の痛みと痺れが続いている。
こういった症状の場合も、
腰やお尻周りの筋肉をやわらかくして血流を改善するだけでなく、内臓の治療も必須となります。
田中さんの場合は、
胃と大腸、そして骨盤内の臓器(女性器など)の不調から、背骨や骨盤に負担がかかり、神経を圧迫していました。
そのせいで、腰の痛みや痺れがでてしまっていました。
そのため、
- 胃と大腸、骨盤内循環の改善を行う治療
- 腰(背骨)の周りとお尻周りの筋肉をやわらかくする治療
この2つを、おからだの状態を診ながら、段階を踏んで、治療を行わせていただきました。
「続けて治療していく内に、体力も少しずつ戻り、立位が安定するようになりました。」
というお声をいただき、とても嬉しく思っています。
そして、
アンケートをご記入いただいた時は、月に2~3回ほどのメンテナンスの治療が必要でしたが、最近では、しびれもほとんど出なくなり、月に1回ほど来るかどうか?くらいまで、治療回数を減らしても大丈夫なおからだになっていることが、一番嬉しいですね!!
アンケートへのご回答、ありがとうございました!
管理栄養士という、お忙しく、とても神経を使うお仕事をされているので、体調にはくれぐれもお気をつけて。
ストレスを溜めすぎず、田中さんの弱点でもある胃の調子にも気を使いながら、どうかご自愛くださいね。
芦屋 鍼灸・はりきゅう はまだ三禄堂
濱田貴之